名大スパコン FX100 で作業することが多いが,作業に必要なツールがデフォルトでは入っていないので自分でpythonをインストールすることから始めた.
普通にpythonをインストールすると,後々numpyをインストールしようとしたときにhashlibがないことが問題になるようなので,解決する必要がある.
OSに入っているopensslに問題があるらしいので,opensslを取ってきてインストールしようとすると, OSに入っているperlに問題があるらしいので,perl-5.22.2を取ってきてインストール.
ただし,以下のインストールはログインノードでのpythonおよびnumpyの使用を仮定している. 計算ノードでの実行を考える場合には,マシンが異なるので,別途コンパイルしなければならない. おそらく,これよりもより多くの問題があるだろうし,ネット情報が少ないだろうから大変になると予想される.
Install perl-5.22.2
どうもopensslのインストールにperlのバージョンの問題があるらしかったから,最新版perlをインストール.
Install openssl
OpenSSL Homepage からソースパッケージをダウンロードしてきて,展開し,以下のようにしてコンパイルおよびインストールする.
最新のバージョンだと何故かconfigureの結果がだいぶ異なっているらしく,configure後に
make depend
を要求されない.
しかし,最新バージョンでは後々のpythonコンパイルでいろいろとエラーが出てコンパイルできないので,
openssl-1.0.1t.tar.gz
をインストールした.
Install python-2.7.11
上のopensslのインストールが成功すれば,下記のようにしてインストールできる.
makeの前に, LD_LIBRARY_PATH
にopensslの共有ライブラリの場所を指定しておかないと, _hashlib
と
_ssl
のビルドに失敗する. この際, LD_LIBRARY_PATH
の先頭にopensslの共有ライブラリの場所がないといけないのかしらないが,makeの直前に直接exportしないと
libssl.so.1.0.0
や libcrypto.so.1.0.0
などのリンクに失敗するようだ.
Install numpy-1.8.1
とすることでインストールされる. 以下のようにして確認すべし.
Install scipy-0.60.0
こちらはnumpyとは異なり, libblas
や liblapack
が存在しないとインストールできないっぽい.
BLASやLAPACKはどこかの説明を読んでインストールする. ~/local/lib/
内にそれらがインストールされたとしたら,そこへのPATHを LD_LIBRARY_PATH
に追加しておく.
以下のようにして確認すべし.
Install docopt
Install ase
パッケージをダウンロードしてきて,FX100にコピーし,そのディレクトリへのパスを以下のように,
~/.bashrc.local
にいくつか設定すれば良い.