著者:ディーリア・オーエンズ

Audibleでオススメに表示されていて,あらすじを読んだら面白そうだったので聴いた.

途中まではまぁまぁにdepressingな内容なのだけど,やたらと生物・動物・自然に関する記述が細かいなぁという印象で,途中からはサスペンス的な要素が強くなってきて,犯人を予想しながら聴いていた.最終的に,犯人予想はまったく外れたので著者にしてやられた感じ.

この著者はどうも生態系?生物系?の研究者だったようで,引退して?70歳にして書いた初めての単独長編小説がこの本だったようだけど,それがベストセラーとなったものらしい.生態調査なんかでフィールドワークをしていた人ならではの感覚が小説内の細かな描写に影響しているみたい.

その読後感が良かったからネット検索したら,前日から映画が日本でロードショーされているとのことだったからその夜の上映を観に行った.当然映画はいろいろと端折らなければ収まらないので流れなんかも変えているが,予想通り湿地の映像を映すことで本とは違った効果が出ていた.女優さん(デイジー・エドガー=ジョーンズ)が好きだから楽しめた.

P.S.
最近は,AudibleとPodcastにかなりお世話になっている.通勤や運転,家事などをしながら音声メディアを聴くというのは,テレビやYouTubeなどよりながら聴きができる点で良い.Clubhouseがどこへ行ったのか分からないが,今後まだ他にも音声メディアサービスがヒットしそうな気がする.