移行アシスタントは使えなかった.
旧Mac(MacBookAir)と接続して,直接移行することをトライ.(一回目は,MBAの方はEl Capitanだったが,二回目はアップグレードしてSeirra同士での移行) なぜだか最後,残り1時間40分から先に進めなくなる. 2回やってどちらもほぼ同じ症状(再現性あり)なので,ダメなのだろう. ということで,否応無く__手動インストール__を余儀なくされた.
macOS sierraのクリーンインストール
Cmd+r
を押しながら起動.アップルマークが表示されたらCmd+r
を離して良いみたい.- ディスクユーティリティを開いてディスクを消去およびフォーマット
- OSの再インストール
これ自体は時間は少々かかるが,スムーズに進む.
Xcode
App Storeからダウンロード. 一度Xcodeを起動して認証(?)しないと,のちのhomebrewインストールで引っかかる.
Terminal.appの設定
Solarized から,ファイルをダウンロード. Terminal.appの環境設定「プロファイル」で,「読み込み…」からsolarizedの「Light」と「Dark」を読み込んでおいた. フォントサイズを11ptから14ptへ変更. ウィンドウサイズも変更.
Mailデータ移行
ここを参考にして,以下のファイル群を旧macからコピーした.
インターネットアカウントの復元
/Users/UserName/Library/Accounts
メールデータの復元
/Users/kazuto/Library/Mail/
/Users/UserName/Library/Mail Downloads/
/Users/UserName/Library/Containers/com.apple.mail/
/Users/UserName/Library/Preferences/com.apple.accounts.plist
/Users/UserName/Library/Preferences/com.apple.accountsd.plist
/Users/UserName/Library/Preferences/com.apple.mail-shared.plist
/Users/UserName/Library/Preferences/com.apple.MailMigratorService.plist
/Users/UserName/Library/SyncedPreferences/com.apple.mail-com.apple.mail.vipsenders.plist
/Users/UserName/Library/SyncedPreferences/com.apple.mail.plist
キーチェーン(/Users/UserName/Library/Keychains)は,iCloudで同期されていれば,復元する必要なし.
Emacs
参考 http://keisanbutsuriya.hateblo.jp/entry/2016/04/10/115945
$ brew tap railwaycat/emacsmacport
$ brew install emacs-mac
$ brew linkapps
設定ファイルのコピー
旧macからemacs用の設定ファイルを転送する.
$ rsync -avh /Volumes/kobayashi/.emacs.d ~/
Caskのインストール
$ brew install cask
ipython
emacs起動時にipythonコマンドが見つからないと言われる場合は,pythonのインストールがまず必要.
python
pythonの新規インストール時にはプロジェクトごとにバージョンを切り替えられるpyenvをインストールしておいた方が良いらしい.
pyenv
どうもpyenvだとかvirtualenvだとかさまざまあるらしいが,ここではpyenvとvirtualenvプラグインをインストールする方法を採用する.下記参考. http://cocodrips.hateblo.jp/entry/2014/09/02/171127
$ CFLAGS="-I$(xcrun --show-sdk-path)/usr/include" pyenv install 2.7.13
CFLAGS
を設定しないと,macOS sierraではうまいことインストールできない.
参考
http://kazscape.com/2014/12/kz-pythonインストール覚書/
どうも,anacondaというものをインストールすると,numpy,scipyだとかipython,jupyterなどがインストールされるらしくてかなり便利らしい.
$ CFLAGS="-I$(xcrun --show-sdk-path)/usr/include" pyenv install anaconda-4.0.0
$ pyenv versions
system
* 2.7.13 (set by /Users/kobayashi/.pyenv/version)
3.5.3rc1
anaconda-4.0.0
$ pyenv global anaconda-4.0.0
$ pyenv versions
system
2.7.13
3.5.3rc1
* anaconda-4.0.0 (set by /Users/kobayashi/.pyenv/version)
とした.CFLAGS
の設定がここでも必要かどうか知らないが,上で必要だったのだからおそらく必要だろう.
非常に便利なのでdocopt
もインストールしておく.
$ pip install docopt
matplotlib.pyplotの問題
このバージョンのmatplotlib (1.5.1)では,pyplotをimportしようとすると,下記のようなwarningが出て先に進まない(macOS Sierra 10.12.2).
/Users/kobayashi/.pyenv/versions/anaconda-4.0.0/lib/python2.7/site-packages/matplotlib/font_manager.py:273: UserWarning: Matplotlib is building the font cache using fc-list. This may take a moment.
warnings.warn('Matplotlib is building the font cache using fc-list. This may take a moment.')
- http://stackoverflow.com/questions/34771191/matplotlib-taking-time-when-being-imported
- http://stackoverflow.com/questions/17490444/import-matplotlib-pyplot-hangs
上記でいろいろと解決策が議論されているが,どれも自分の場合は有効でなかったため,下記のような対策をとった.これはmatplotlib/font_manager.py
を書き換えることになるので注意が必要.
これはどうも,上記font_manager.py
の273行目
pipe = subprocess.Popen(['fc-list', '--format=%{file}\\n'],
stdout=subprocess.PIPE,
stderr=subprocess.PIPE)
という箇所が問題なようだ.%{file}
という部分がバグっているように思われる.
ここは,font-listをfc-list
を用いて取得する部分なのだが,その部分をごっそり無視するため,
font_manager.py:325,326行目の
for f in get_fontconfig_fonts(fontext):
fontfiles[f] = 1
の部分をコメントアウトする. 別にこの部分がなくとも,その2〜3行前で十分にフォントリストは取得できていると期待できるので,大きな問題は生じないと期待する.(動かないよりは良い!)
tmux
端末仮想化コマンドらしい.いくつもの端末を起動しなくてもそれらを切り替えられ,通信が切れても後から復活できるらしい.かなり便利ツールで,unix/linuxユーザの間では常識ツールらしい.
- http://kanjuku-tomato.blogspot.jp/2014/02/tmux.html
- http://qiita.com/michiomochi@github/items/4bf8e34a91bbf3d9af20
gnuplot
XQuartzを先にインストールしなくてはいけない. https://www.xquartz.org その後,
$ brew install gnuplot —with-x11
ここで,--with-x11
というオプションを指定してx11を使うことを宣言してインストールしなくてはならない.
iTunes
参考 https://digitalfan.jp/103717
~/Music/
フォルダ内の「iTunes」フォルダを旧MacからコピーしてくればOK.
LaTeX
http://qiita.com/hideaki_polisci/items/3afd204449c6cdd995c9 上記サイトに従ってインストールした. 今のところ問題なく動作しているように見える.
homebrew-cask
homebrewだけでなく,homebrew-caskというのも使うと,よりインストールが楽になるらしい
$ brew install caskroom/cask/brew-cask
$ brew cask search
おそらく,unix系のコマンドラインだけでなく,ふつうのmac用アプリもこれでインストールできるようになるみたい.
Google日本語入力
OS標準のことえりを一ヶ月ほど試してみたが,やはりGoogle日本語入力の方が少々頭が良い.
Google日本語入力をダウンロードしてきて,インストールし,「キーボード」環境設定の「入力ソース」で
- ひらがな (Google)
- 英数 (Google)
の2つを選択.Google入力ソースとして「カタカナ」,「半角カナ」,「全角英数」があるが,ほぼ使わないので入力ソースとして登録するよりは必要に応じて変換する方が良いと思う.
Emacsで Control + Space
がマークセットに設定されている場合,これがOSのキーボードショートカットの「前の入力ソースを選択」とバッティングすると厄介なので,OSの設定を解除しておくとよい.