Markdownでスライドを作ることができれば,コンテンツに集中できるし,かなり速くスライド作成ができるようになると期待される.
現状(2017/05/25)では,MarpとDecksetというアプリが良さそうに思うが,どちらも一長一短でまだまだ改良の余地がある.
Marp
Pros
- 無料
- デザインがシンプルで良い.
- サイズを自由に変更できる.
- 数式の書き方が好き(
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マーク1つで囲めば inline で,2つで囲めば別行立て) - 書いたらライブで更新される.
Cons
- デザインが2パターンしかない.
- 開発が遅い...
- 画像を含む場合のPDF出力のサイズが異常に大きい(簡単に数MBになる...)
- ライブで更新されるから,数式などを書いている間にスライドがぐちゃっとなる.
Deckset
Pros
- デザインが豊富にある.
- 画像の配置が豊富.
- 画像の貼り方がおしゃれ(drag & dropで画像ファイルを同一フォルダーにコピーして,コードをコピーしてくれる)
- 外部エディタを使える.(Emacsなどで書けるのは良い.)
- Floating windowで画面を確認できる.
Cons
- 画面サイズを選べない.
- 数式や文字のサイズを選べない.
- 上の2つより,基本的にサイズ選択の自由を与えられていない.
- 有料(結構高い)
結論
- どちらかというとMarpの方が好き.
- Marpの開発者が新しいバージョンをいつ出すか,それが良いものか,継続的に開発されていくかが鍵.
- JupyterLabでスライドを作れるようになったら良いのにと思ったりする...
2020-03-24 追記
Jupyter NotebookでRISEというextensionを使うと,notebookをそのままスライドショーにすることができる. Codeを含めてスライドにする場合なんかはこれはかなり便利かもしれない.