Google BardにPDFファイルを要約してもらう

動機

最近はChatGPTが英語論文PDFを要約してくれるようで,大学院生でも英語を読まずともAIが作成した日本語訳を読むことで最新のテクノロジーを追うことができるみたい.しかし,今のところその機能は有料版だけのようで,ちょっと試してみたいだけで課金するのは負けた気分になるから,無料のGoogle BardでPDF論文要約ができないか試してみた.

やり方

Google Bardに対してPDFファイルをアップロードすることはできないようだけど,ネット上のPDFファイルを読んで要約する機能があるようだ.なので,あとはPDFに固有のURLを与えてGoogle Bardがそのファイルにアクセスできるようにすれば良い.だけど,ジャーナル論文など勝手に公開してはいけないものを誰でもアクセスできるように公開するわけにはいかないので,次の手順で,URLを知っているものだけが閲覧可能という状態にしてGoogle Bardにアクセスさせることにした.

  1. Google DriveにPDFファイルを置き,ウェブでGoogle Driveにアクセスする.
  2. ファイルの右端の三点マークから「共有」>「リンクをコピー」としてファイルURLを取得する.
  3. Google Bardに対してURLを与えてお願いする.

ちょっとしたことで結果が大きく異なる

実際に次のようにしてPDFの要約をお願いしてみる.

次のURLのPDFファイルを要約して. https://drive.google.com/file/d/XXXXXXXXXXXXXXXX/view?usp=drive_link

しかし,これだとなぜか全然関係ないトピックの要約がなされる.他の?ファイルでも読んでいるかのような関係のなさでビビる. そこで,次のように論文タイトルも加えてやるとちゃんと論文に書かれている内容の要約が返ってくるようになる.

次のURLの,「Hogehoge fugafuga …」というタイトルのPDFファイルを要約して. https://drive.google.com/file/d/XXXXXXXXXXXXXXXX/view?usp=drive_link

感想

たしかに外国語論文の日本語要約が得られると,論文を読む時間が短縮されるので便利と思う.たしか「The true cost of science’s language barrier for non-native English speakers」という報告にあるように,non-native speakerはnative speakerに比べて文献を読むのにおよそ2倍の時間をかけているようなので,少しでも時間が短縮されてより多くの新しい情報を得られるのであれば,特に日本人にとっては良いことと思う.

日本人の英文を読む機会が減って,さらに英語能力は低下するかもしれないけども...それもそのうちAIで解決されるのかな.

ちなみに上のワークフローは自動化したら便利と思う.既に誰かChrome extensionを作っていたりしないだろうか?